女の子との出会いがないと悩んでいる。
もしその悩みが「あなたがそう望んでいるから」と言われたらどう思いますか?
「そんなわけあるか。馬鹿じゃねえの」
「ありえない」
このように否定するでしょう。
でも、心の奥底でそう思っている可能性があります。
その理由をベストセラー本「嫌われる勇気」で有名になったアドラー心理学を用いて解説していきます。
女の子との出会いがないという悩みの奥底に潜む真実を理解し、解決しましょう。
目的論ー目的があってそのための理由を探す
アドラー心理学では目的論という考え方をします。
目的論というのは過去の経験や体験に原因があるのではなく、目的が先にあってその目的を達成するために感情、経験をこしらえているというもの。
例えば、小説家になりたいと夢見る男がいるとします。
しかしこの男、なかなか作品を書き上げられない。
仕事が忙しく小説を書く暇がなく、賞の応募ができないと言います。
よくある話ですがこれを目的論で考えると以下になります。
男は小説を書かないことによってある目的をかなえているのです。
その目的は、「俺はやればできるんだ」という可能性を残しておきたいから。
作品を書き上げて賞に応募すれば目に見える結果がでてしまいます。
そこでもし落選してしまったら自分に能力がないという現実を突きつけられる。
そうするとどうでしょう。かなりヘコみますよね。
だから書かないことを選択して自分を守っている。
おそらくこの男は仕事が落ち着いたら新たな言い訳を探します。
歳をとって書く気力がなくなってきた、家族が~など言いだす。
そうやって自分に可能性を残しメンタルを守りたいという目的を叶え続けるのです。
これが目的論です。
この例でいうと「自分に可能性を残して心を守りたい」という目的があって、そのためにそれらしい理由を並べる。
ではなぜあなたに出会いがないのかを目的論でみていきましょう。
傷つくのが怖いだけで出会いなんてそこら中にある
あなたに出会いがない理由を目的論で考えてみましょう。
まずは普段口にしている出会いがない理由から。
- 職場に女がいない
- 家と職場の往復だけで女に触れ合わない
- 友達が紹介してくれない
- 女友達がいない
- 新しい人間関係ができない
などが代表的でしょうか。
ではなぜそう感じているのか、その目的を考えます。
ぶっちゃけると上であげた理由が本気でそう感じていても、女に触れない日がないってことはないんですよ。
外にでれば女はいますからね。
外っていってもあれですよ、婚活パーティーとか特別な場所のことじゃありません。
コンビニ、スーパーとかの身近なところで女を見かけるはずです。
なんならその辺を歩いているでしょう。
だから出会いがないってことはありえないんですよ。
あなたも全く外出しないってことはないでしょうから。
それに現代では外出しないでも出会いはあります。
SNSを見れば女はいますし、マッチングアプリを使えばその場で一瞬にして女にアクセスできます。
ではなぜ出会いがないのか。
それは出会いがないことであなたは目的を達成しているから。
「そんなわけあるか!」と思うでしょう。
でも上で話した小説家を夢見る男と同じです。
あなたがモテるという可能性を残しておきたいんです。
もっと言えば「俺はその気になればモテるんだ」と思っていたいから。
実際に女に声をかけて拒絶されるとその可能性が消えます。
その現実を直視したくない気持ちが出会いがないことよりも強いんです。
だから出会いがないと嘆きつつも変わらないでいる。
とても厳しいことを言っているのは理解しています。
でもこれがアドラー心理学の主となる目的論の考え方です。
ここまでは目的論を使った現状の把握でしたので次は解決策をみていきましょう。
アドラー心理学は勇気の心理学
勘のいいあなたならお気づきかもしれませんが、結局のところ勇気をだして行動するしかないんです。
アドラー心理学は勇気の心理学とも言われ、自分を変える勇気をもつことが大事だと説かれています。
勇気と言われるとふんわりしていてピンとこないかもしれません。
あなたの日常に使える定義にすると、昨日のあなたから1つ変わったあなたになろうというところでしょうか。
変えたい、つまり今回でいうと出会いが欲しい、そのために少しづつでも前進していきましょうってこと。
ただ嘆いて昨日のあなたのままでいるのではなく、ほんの少しでいいので変えていきましょう。
いきなり声掛けしろなんて言いません。
ファッションのトレンドを調べたり、ダイエットのために10分歩くのでもなんでもいいんです。
少しづつ変えていって最後に出会えればいい。
人間そのままのほうがラクなんですよ。エネルギーを使わないから。
でも当たり前の話ですがそのままではずっと同じ日常です。
今に不満があるなら痛みをともなっても行動するしかないんです。
だから勇気を出してください。
そうすればきっと将来「あ~きつかったけど本当にやってよかった」と思えるはずです。
とはいっても変化を継続するのが難しいのはわかりますので、おすすめのテクニックを2つ紹介しておきます。
今を続けた場合の将来を想像する
「あ~今日は疲れたから明日にしよう」と自分に甘えそうになったときに使えるテクニックとして、それを続けた先にある将来を想像して恐怖を感じるというのがあります。
例えばモテるためのダイエットをやめそうになったときに、太っているのが原因でフラレ続けて生涯独身で孤独に死んでいくのを想像する。
マッチングアプリを使ってアプローチする予定の相手が次の日には彼氏ができて退会している。
などのそのままだと将来損をするイメージを持つことで自分に活をいれます。
人間って不思議なことにポジティブよりもネガティブを避けたがるんですよ。
1万円もらうより1万円失う恐怖のほうが大きいんです。
この心理をつかってあなたを奮い立たせてください。
日記をつけて週末に見直す
日記をつけるのもおすすめのテクニックです。
あなたの目標、つまり出会いを増やすために取り組んだことを毎日書く。
そしてそれを週末の休みの日の朝に読み返してください。
成長していれば自身の成長を感じられてモチベーションがあがります。
そしてなにもしていなければ、危機感を覚えるでしょう。
1週間ならまだ大丈夫と思うでしょうが、それが1ヶ月も続けば「マジでこのままじゃヤバいな」とケツに火が付きます。
寝る前に5分かけて書くだけです。
お手軽なわりに目標達成の手助けになるのでおすすめです。
【まとめ】
アドラー心理学の目的論で考えるとあなたに出会いがないのはあなたがそう望んでいるから。
モテるという可能性を残すために出会いがないという理由を作り出しているというものでした。
その解決策は勇気をだすこと。
今のあなたから変わる勇気をもって行動し続ける。
具体的にはモテるために少しづつ変えていきましょうということでした。
そのためのテクニックとして、「ネガティブな将来のイメージ」「日記をつける」を紹介しました。
ぜひ活用してください。
そしてモテにひとつづつ前進していきましょう。